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Google NotebookLMのスライド、ついに個別修正が可能に!Revise機能アップデートレビュー

Google NotebookLMにスライド個別修正「Revise」機能が追加。PPTX書き出しにも対応し、実用性が大幅アップしたアップデートをレビューします。

#Google NotebookLM#Revise機能#スライド作成#AI活用

Google NotebookLMのRevise機能

Google NotebookLM(ノートブックLM)を使ったことがある方なら、一度はこんな経験があるのではないでしょうか。スライド資料を生成すると、デザインは本当に感動するほど素晴らしいのに、たった1枚だけ修正したいのに方法がなくてもどかしかった経験です。私もまさにそうでした。しかし、ついに、本当にようやくこの問題が解決されました。

2026年2月、GoogleがNotebookLMにスライドの個別修正機能「Revise」を追加しました。今日はこのアップデートがなぜそんなに嬉しいのか、そして実際にどのように動くのかを詳しくお話しします。


見た目だけ良くて中身が伴わなかったNotebookLMスライド

NotebookLMのスライド生成機能は、初登場の時から大きな話題になりました。資料をアップロードすると、AIが自動的に美しいインフォグラフィックスタイルのプレゼンテーションを作ってくれます。デザインのセンスがまったくない人でも、プロのデザイナーが作ったようなスライドを簡単に手に入れることができたのですから。

問題はその後でした。

生成されたスライドをよく見ると、テキストに誤字があったり、特定の表現を変えたかったり、画像の雰囲気が意図と違ったりすることがよくありました。しかし、NotebookLMのスライドは基本的にAIが画像形式で生成するものなので、PowerPointのようにテキストボックスをクリックして文字を直接修正することが不可能でした。

では、どうすればよかったのか?方法はたった一つ、スライド全体を最初から作り直すことだけでした。

これがどれだけもどかしいことか、実際に経験した方ならお分かりでしょう。10枚のスライドの中で3枚目のテキスト一つだけ変えたいのに、全体を新しく作ると残りの9枚まですべて変わってしまいます。以前気に入っていたスライドのデザインは消え去り、まったく新しい結果物が出てくるのです。

そのため、満足のいくスライドが出るまで生成ボタンを繰り返し押すしかありませんでした。運が良ければ数回で良い結果が出ますが、運が悪ければ何十回やっても、すべてのスライドが満足いく結果を得るのは困難でした。まさに「仏作って魂入れず」という状態でした。見た目は本当に素晴らしいのに、実際に業務で使うには不便すぎたのです。


Revise機能、何が変わったのか

今回のアップデートで追加されたRevise機能は、その名の通りスライドを個別に修正できるようにしてくれます。使い方はシンプルです。

NotebookLMのスタジオ(Studio)パネルで既存のスライドデッキを開き、タイトルの横にある鉛筆アイコン(Revise)をクリックします。すると全画面インターフェースが開き、各スライドごとに「Change Slide」というプロンプト入力欄が表示されます。

ここで重要なポイントがあります。文字を一つ一つ直接クリックして修正することは、依然としてできません。スライド自体が画像ベースで生成される構造だからです。その代わり、プロンプトを通じて修正指示を出す方式で動作します。

例えば「3枚目のスライドのタイトルを『2026年戦略方針』に変更してください」とか、「5枚目のスライドの背景色を青系に変えてください」といった形で、変更したい内容をテキストで入力すればOKです。テキストの修正はもちろん、画像の差し替え、色の変更、レイアウトの調整など、さまざまな修正が可能です。

複数のスライドに対して同時に修正指示を出すこともできます。修正内容をすべて入力した後、「Generate new deck」ボタンを押すと、修正が反映された新しいスライドデッキが生成されます。ゼロから全体を作り直すよりもずっと速く処理されるのも大きなメリットです。


実際に使ってみた感想

実際に使ってみると、以前のもどかしさがかなり解消されました。

最も満足している点は、気に入っているスライドはそのまま残しつつ、問題のあるスライドだけを選んで修正できることです。以前のように全体を白紙に戻してやり直すギャンブルをしなくて済みます。10枚中8枚が気に入っていて2枚だけ修正したい場合は、その2枚についてだけプロンプトを入力すればいいのです。

もちろん限界もあります。プロンプトベースの修正なので、自分の思い通りに正確に反映されない場合もあります。「タイトルのフォントサイズを2ポイントだけ小さくして」というような細かい調整は難しいです。また、スライドの追加や削除はまだサポートされていません。AIに言葉で説明して修正する方式なので、ピクセル単位の細かい調整よりは、内容や雰囲気レベルの修正に向いています。

それでも以前と比べれば、とてつもない進歩です。以前は修正という概念自体が存在しなかったのですから。


PPTX書き出しもついに対応

今回のアップデートでもう一つ嬉しいニュースがあります。PPTX形式でのエクスポートが可能になったことです。これまではPDFでしかダウンロードできませんでしたが、PowerPointファイルとしても保存できるようになりました。

ただし一つ残念な点があります。PPTXでエクスポートしても、各スライドが画像としてレンダリングされているため、PowerPoint上でテキストを直接編集するのは難しい状態です。それでも、プレゼン資料としてそのまま活用したり、他の人に共有したりする際にはPDFよりずっと便利になったのは確かです。Google スライドへのエクスポート機能も近日中に追加予定とのことなので、こちらも楽しみです。


これからの期待

NotebookLMのスライド機能は、登場当初からデザインのクオリティだけは誰もが認めるレベルでした。問題はただ一つ、修正ができないということだけだったのですが、今回のRevise機能アップデートで、その最大の弱点がかなり補われました。

もちろんまだ完璧ではありません。直接テキストを編集することはできず、スライドの追加・削除も不可能で、プロンプトによる修正が常に意図通りに反映されるわけでもありません。しかし、Googleがこの方向で改善を続けているという点で、今後さらに強力なスライド編集機能が追加されることが期待されます。

現在この機能はGoogle AI ProおよびUltraの加入者に先行提供されており、無料ユーザーにも数週間以内に順次適用される予定です。

NotebookLMでスライドを作ってみたけれど、修正できなくて諦めていた方は、今こそもう一度試してみることをおすすめします。見た目だけの「張りぼて」だったスライド機能が、ようやく実用的なツールへと進化し始めています。

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