日常

2026 WBCを観ながらチキンをかじる — 韓国と日本の野球観戦グルメ比較

WBC野球を観ながらチキンを食べる韓国の日常と、弁当文化が根付く日本の球場グルメ。韓国と日本の野球観戦グルメ文化を比較してみました。

#WBC#野球#チキン#韓国グルメ#日本グルメ#日常

2026 WBCを観ながらチキンをかじる

冬季オリンピックの熱気が冷めやらぬうちに、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が始まりました。2026年初め、ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックが終わった直後にWBCが続くおかげで、スポーツファンとしてはなかなか楽しい日々を過ごしています。特に今回のWBCは、韓国代表チームが東京ドームでの初戦でチェコに11対4と大勝するなど、力強いスタートを見せてくれたので、テレビの前から離れることができませんでした。

ところで、野球を観ながら欠かせないものがひとつあります。それは食べ物です。韓国人なら誰もが共感してくれると思いますが、野球とチキン(韓国式フライドチキン)は、まるでセットメニューのように切っても切れない関係なんです。今日はWBC野球を観ながらチキンを食べる私の日常とともに、韓国と日本の野球観戦グルメ文化を比較してみたいと思います。


WBC、なぜこんなに面白いのか

WBCは「野球のワールドカップ」と呼ばれています。普段はそれぞれのリーグで活躍する世界最高峰の選手たちが、自国のユニフォームを着て国家対抗戦を繰り広げる姿は、プロ野球シーズンとはまた違った緊張感とワクワク感を与えてくれます。

今回の2026 WBCは第6回大会で、前回大会チャンピオンの日本が再び優勝に挑戦しています。韓国はC組に入り、日本、台湾、オーストラリア、チェコと同じ組で競い合っています。正直なところ、2009年の準優勝以降、3大会連続で予選ラウンド敗退という苦い記憶があるので、今回こそ2ラウンドに進出してほしいと切に願っています。

リュ・ジヒョン監督率いる代表チームは、キム・ドヨン、イ・ジョンフ、ムン・ボギョン、キム・ヘソンといった国内リーグの中核選手に加え、シェイ・ウィットコムやジャーマイ・ジョーンズなどメジャーリーグで活躍する韓国系選手も合流し、前回大会より戦力が厚みを増したと評価されています。初戦でホームラン4本に11得点とは、この勢いが続いてほしいものです。


野球を観るとチキンが食べたくなる — 韓国の野球観戦文化

韓国で野球を観るということは、すなわちチキンを食べるということとほぼ同義です。自宅でテレビ観戦するときも、球場で直接観戦するときも、韓国人の手にはチキンが握られています。いわゆる「チキン+野球」の組み合わせは、韓国のスポーツ文化において欠かせないアイコンとなっています。

私も同じです。WBCの試合がある日は、試合開始30分前にデリバリーアプリを開いてチキンを注文します。サクサクのフライドチキンでも、甘辛いヤンニョムチキンでも、試合を観ながら一切れずつ頬張るあの美味しさは、本当に何物にも代えがたいものです。

ここで欠かせないのが飲み物です。多くの人がチキンの絶対的パートナーとしてビールを挙げます。いわゆる「チメク(チキン+メクチュ=ビール)」と呼ばれるこの組み合わせは、韓国を代表する食文化のひとつとして世界的にも知られるほどです。

しかし、正直に言うと私はお酒があまり得意ではありません。ビール一杯で顔が真っ赤になる体質なので、チキンのお供にはゼロコーラを選んでいます。炭酸の爽やかなのど越しが、チキンの脂っこさをスッキリと洗い流してくれるんです。健康のためには何も食べずに水だけ飲むのが一番いいのでしょうが、野球を観ながら何も食べずに水だけ飲んでいる人って、果たしているのでしょうか?少なくとも私の周りにはいません。

球場に直接行くと、雰囲気はさらに熱くなります。韓国のプロ野球場に行ってみると、観客席のあちこちにチキンの箱が見え、ビールジョッキを持った人々の歓声がスタジアムを満たしています。最近ではピザ、トッポッキ、スンデといった軽食も人気ですが、やはり王座はチキンが守り続けています。韓国の球場のチキン売上が試合日程と正確に比例するという冗談もあるほどです。


日本では野球を観ながら何を食べる?

では、野球の本場のひとつである日本ではどうでしょうか。今回のWBC C組の試合が行われているのがまさに東京ドームですので、日本の野球観戦グルメ文化も見てみましょう。

日本の球場のグルメ文化は、韓国とはかなり異なります。最も大きな違いは「弁当文化」です。日本では球場にお弁当を買って持ち込むのがとても自然な光景です。東京ドームだけでも内部に67店舗以上の飲食店があり、選手がプロデュースしたお弁当が人気商品として販売されているほどです。韓国で言えば、好きな選手の名前が付いた特別弁当を買って、その選手を応援しながら食べるようなものですね。

もうひとつ見逃せないのが、日本の球場の象徴ともいえる「ビール売り子(ビールガール)」です。重いビールタンクを背負って観客席の間を回りながら生ビールを注いでくれる若い女性販売員で、日本の球場ならではのユニークな文化です。常連の観客と顔見知りになって挨拶を交わすこともあるそうで、これもまた日本の球場ならではの温かみのある風景と言えるでしょう。

日本の球場で人気のある食べ物をもう少し見てみると、焼きそば、たこ焼き、唐揚げ、お好み焼き、カレーライスなどがあります。特に阪神タイガースの本拠地・甲子園球場で販売されている「甲子園カレー」は長年愛されている名物ですし、読売ジャイアンツの本拠地・東京ドームではもんじゃ焼きなど東京を代表するグルメも楽しめます。面白いことに、東京ドームには韓国料理を提供するお店もあり、キンパ(韓国式海苔巻き)やヤンニョムチキンといった韓国グルメも味わえるそうです。

日本のプロ野球球団は最近、グルメを新たな収益モデルとして注目しているといいます。各球団がホーム球場でしか味わえない独創的な限定メニューを開発するなど、球場を単なる試合観戦の場ではなく、グルメ体験スポットへと変えていく取り組みを進めています。こうした点は韓国のプロ野球も見習うべきだと思います。


韓国はチキン、日本はお弁当 — その違いの背景

韓国と日本の野球観戦グルメがこれほど異なる理由を考えてみると、結局はそれぞれの国の食文化や生活習慣が反映された結果ではないかと思います。

韓国でチキンが野球観戦の国民的グルメになったのは、デリバリー文化が発達した韓国の特性と深く関わっています。自宅で野球を観ながら、電話一本、アプリのタップ数回で温かいチキンが玄関先に届く便利さ。そして、大勢で分け合って食べやすいチキンの特性。さらに脂っこいチキンと冷えたビール(あるいはゼロコーラ)の相性の良さ。これらすべての要素が重なり合って、「野球=チキン」という方程式が自然に出来上がったのだと思います。

一方、日本は伝統的にお弁当文化が深く根付いた国です。学校で、職場で、旅先で、そして球場まで。どこへ行っても丁寧に作ったお弁当を持参するのが日本人の日常です。球場でお弁当を食べる姿も、こうした文化的背景の自然な延長線上にあると言えるでしょう。もちろん、日本でもビールは欠かせません。むしろビール売り子というユニークな販売システムまで生み出しているのですから、野球とビールの相性に関しては、日韓両国が意見を一致させているといったところでしょうか。


再びWBCの話 — 今年はどのチームが優勝するのか?

グルメの話に夢中になって少し本題からそれてしまいましたが、WBCに話を戻しましょう。

今回の2026 WBCで最も有力な優勝候補は、やはりディフェンディングチャンピオンの日本と、野球の本場アメリカです。特に日本は大谷翔平選手を筆頭に歴代屈指のラインナップを揃えており、今回優勝すれば2009年以来17年ぶりの大会連覇を達成することになります。ドミニカ共和国やメキシコといった中南米の強豪も常にダークホースとなりますし、最近急成長中の台湾も注目です。

韓国のファンとしては、もちろん韓国代表チームの健闘を期待しています。まずは初戦で良いスタートを見せてくれたので、残りの予選ラウンドも無事に乗り越えて、8強トーナメントまで進んでくれたらこんなに嬉しいことはありません。2009年の決勝戦での惜しい敗北以降、長い間国際舞台で良い成績を残せなかった韓国野球が、今大会を通じてもう一度世界にその存在感を示せることを願っています。


おわりに — 野球とグルメ、そして小さな幸せ

結局、野球を観る楽しみというのは、試合そのものの面白さに加えて、その時間を一緒に過ごす人たちと分かち合う食べ物にも大きな部分があるのだと思います。韓国ではチキン一羽とコーラ一杯で、日本では心のこもったお弁当と生ビール一杯で、それぞれのスタイルで野球を楽しんでいるわけです。

健康のためには何も食べずに水だけ飲むのがいいことは、頭ではわかっています。でも、ホームランが飛び出した瞬間にチキンを一切れ口に放り込み、コーラで喉を潤しながら歓声を上げるあの小さな幸せを、どうして手放せるでしょうか。

シェア: